「親父の会社はデカイ。だから、継ぐとなれば俺のすべてを犠牲にしなきゃいけない…今年中に見合いが決まった」 「えっ?」 伸也さんの顔が曇る。 「亜美との約束は守れそうにないんだ」 伸也さんとこのままここで一緒に暮らしていけないことは感づいていた。 そして…最悪別れが訪れることも覚悟していた。 でも、伸也さんが私以外の誰かと一緒になるなんて…私以外の人を愛してしまうなんて…