元々、痩せ気味の体は受験勉強のストレスから5キロ近くも減ってしまった。
毎日少ししか会えない伸也さんも私の体の異変には気づいてくれて、心配してくれた。
「受験が終わったら、自然に体重も戻るよ」と笑う私をいつも悲しそうな瞳で見つめる伸也さん。
受験が終わっても、私の体重が簡単には戻らないような出来事が起こる事を伸也さんは知っていたから。
雪がちらつき始めてから、年が明けるまで私はマンションにこもり切りとなった。
最後の大詰め。
伸也さん以外の誰かに会うと私の心が負けてしまうような気がして、誰にも会わなかった。
たった一人での戦い。
違う…私には伸也さんがいてくれる。
だから、一人でも耐えられたんだ。
私がこれを乗り切れば、伸也さんは笑って抱きしめてくれるはずだから。


