なんだろう。 助手席に乗るだけなのに緊張する。 こんな風に伸也さんと一緒にいるのは一年振り。 そのせいか、心臓がすごい音を立てて跳ね上がる。 「久しぶりだな」 そう呟き伸也さんはエンジンをかけた。 コンコン 車の窓を誰かがノックしている。 スモークの入った窓は、誰が叩いたのか良く見えない。 スーツを着ている人だっていうことは分かるけど…