「何にやけたり、眉間にシワ寄せたりしてんだよ」 「えっ?い、いや別に…」 「行くぞ。今日は俺の退院祝いだからな」 「そうなの?」 「聞いてないのか?」 「聞いてない」 「shotで遼達が退院祝いやってくれるらしい」 「そうなんだ」 「そんな顔するな。ただ言い忘れてただけだろ」 「わかってるよ」 ちょっと仲間はずれにされたようで寂しかったけど、伸也さんが目を覚ましてからは学校と病院の行き来ばかりでみんなとあまり話していなかった。 だから、伝えるタイミングがなかっただけだろう。