伸也さんのその後の回復は先生も驚くほど早く、最近では「抱きてぇ」とばかりぼやいている。 体が動くようになってからは、病室にじっとしていることが耐えられないらしく、抜け出しては怒られていた。 私が… 伸也さんには直接怒らずに私がいつも怒られた。 なんて理不尽なってふてくされていたけど、伸也さんの顔を見ると許してしまう。 こんな顔が見れる日が来たことだけでも幸せなんだ。 なるべく暇をさせないために、私は伸也さんが眠っていた時のみんなの話を少しずつしていった。