遼ちんに教えられた病院に足を運ぶ。 ママに罵られる恐怖がないわけじゃない。 でも、生きていてくれるだけで喜ばないといけないと言い聞かせ、ママの病室に重い足を運んだ。 外から鍵がかけられている病室にママはいる。 看護師さんに鍵を開けてもらい、中へと入った。 「何かあったら、病室の緊急ボタンを押してください」 「はい」 ママの好きだったカボチャのプリンを握り締め、ママがいるほうへと振り返った。