マンションに着くと、外でこたぁが待っていた。 「どうしたの?」 「伸也さんに頼まれた」 「そっか」 伸也さんから電話がかかってきたってことは、伸也さんが無事な証。 そのことに少しホッとして、「ありがとうございました」と運転手さんに頭を下げた。 「いえ。それでは」 感情を出さない運転手さんはこたぁに頭を下げて、車を走らせた。 どう見ても、私たちより年上なはずなのに…こたぁに頭を下げるなんて。