アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


部屋に鍵をかけ、鳴り止まない怒鳴り声に耳を傾け続けた。




聞いたって何も出来ないけど、何が起きているのか知りたかった。





伸也さんは私と付き合うようになってからは営業時間の途中で帰ってきてくれるようになった。






21時だったり、22時だったり…





遅くてもその日のうちには溜まり場に迎えに来てくれる。





でも、今日は12時を回っても伸也さんは現われなかった。





怒鳴り声はやんだけど、伸也さんは戻ってこない。






揉め事が収まったなら、下に行っても大丈夫じゃないのかと思い、何度もドアに近づいた。






でも…その度に伸也さんのあの目を思い出す。