それでも、カズには話すべきだったのか… 心配してくれるのは嬉しいことだけど、みんなしてカズに話さないことを指摘されているようで気分が悪い。 「考え事してる暇があるなら、手動かせ」 「ふぁ〜い」 歯ブラシを口に突っ込んだまま、鏡と睨めっこしてかなりの時間がたっていた。 今日はこのまま家でダラダラしていたい気分だけど、伸也さんの顔を見ると、とてもそんな事を言い出せる顔じゃない。 仕方なく制服を着て、伸也さんの前に立つ。 「できたのか?」 「うん」 「じゃあ行くぞ」 最後の抵抗。