私はたまさんがいなくなった日から一週間泣き続けた。
日中は学校に行ったり、溜まり場で騒いだりしてたんだけど夜になるとどうしても悲しくな る。
眠ろうと目を閉じるたびに、たまさんの笑顔が浮んでくる。
会いたくて、悲しくて…
たまさんと最後に会ったあの日のことを後悔しては涙が流れる。
その度に、伸也さんは抱きしめてくれた。
私が眠りにつくまで、背中を摩ってくれた。
たまさんのことについては何も言わない伸也さんだけど、私を抱きしめる体温から伝わってくる。
“一人じゃない”って…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…