何度意識しないようにしても、カチカチという時計の音を意識してしまう。 カチカチカチ 規則正しく鳴る音が悲しさを誘う。 カチカチカチ 静まり返った部屋に響く音が、伸也さんへの想いを募らせる。 こんな時の一秒ってやけに長い。 伸也さんに会いたい。 側にいると気に食わない所が目についたり、意識せずにワガママを言ってしまっているけど、こうして離れてみると伸也さんの存在の大きさに気付くんだ。