アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女



「たらいまぁ〜。あぁ、亜美の靴がある」



玄関で騒いでいるカズは、ドタドタと走りながら部屋の中に入って来た。



「お帰り」



「疲れたよ〜亜美ヨシヨシして〜」



私に抱きつきながら、甘えてくるカズは女の私から見ても可愛い。



ギュっと抱きしめてあげたくなる。



こたぁは、いつもこんな風に思ってるんだな。



「猛と祐は?」



「別々に出たからわからんな」



カズの後にこたぁが入ってきたけど、2人の姿は見当たらなかった。



「あの2人、仲悪いんじゃなかった?」



「なんか居残りしながら、意気投合してたぞ」



「そうなんだ」