「俺に乗り換える気にでもなったか?」 「はっ?」 祐は突然おかしなことを言い出しやがった。 「そんなに見つめるからよ」 「髪の色変わったら、祐だと思えなくて……ただそれだけ」 「なんだ。残念」 右側の唇だけを上げて笑う姿は変わらない。 「それより、祐君、宿題いいの?」 「今更無理だしな」 「そうだよね〜カズも諦めよう」 何だか意気投合している2人。