アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女



「ハァハァ。亜美……」



道路で倒れたまま泣き叫ぶ私の体は、伸也さんの優しい温もりに包まれた。



「俺がいる」



「……」



「俺はお前をアイシテル」



「グスッ」



「一人じゃない」



「うっ……グスッ」



「だから、一人になろうとするな」



「伸也さん」



私は伸也さんにしがみ付いて泣いた。



道路で座り込みながら、大声で泣いている私は変な目で見られているだろう。



でも、伸也さんは私が落ち着くまで抱きしめてくれた。



背中を摩ってくれた。



「伸也さん、寂しい……」



「あぁ。俺がその寂しさ埋めてやる。帰ろう」