アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女



「亜美」って声が何度も聞こえたけど、私の足は止まらない。



足を止めれば、心が壊れてしまう。



だから、私は走り続けた。



どれくらい走ったんだろう。



涙と鼻水で顔はグチャグチャだし、息が上がりすぎて吐きそうだ。



ドタッ



私は自分の足に躓いて、思い切りコンクリートの地面に叩きつけられた。



「痛い。痛いよぉ〜痛いよお〜!ママぁぁぁぁ!」



大声で泣き叫んでもママは昔のように微笑んではくれない。



大好きだったママ。



優しかったママ。



自慢のママ。



私、ママに愛されてなかった。