「伸也さん大きい」 「亜美は、ちっちぇからな。それより、髪乾かして来い」 「夏だから、大丈夫」 伸也さんはため息を吐き、ドライヤーを持って来ると、私の髪を乾かしてくれた。 幸せ。 伸也さんの側で、こんな日を過ごせるなんて夢にも思っていなかった。 すごく幸せ。 幸せすぎて涙が出そう。