男達の笑い声。 気持ち悪い手の感触。 カナの言葉。 恭の視線。 こたぁの姿。 伸也さんの後姿。 「行かないで……伸也さん、助けて」 私は悪夢にうなされて目を開けた。 目を開けても抱きしめてくれる伸也さんはもういない。 枕もとのカミソリを無意識に探す。 でも、見つからない。 ない。 ない。 ない。 「いやぁぁぁぁ!」 私の心は破裂しそうだった。