私が上がると、伸也さんがシャワーを浴びて、ご飯を食べに外へ出た。 「もう、何でも食えるよな?」 「うん」 「おいしいハンバーグ食わしてやる」 「またハンバーグ?」 ケラケラと笑う私にヘッドロックをしながら、駐車場まで連行された。 全然痛くない伸也さんのヘッドロック。 この日で時が止まればよかったんだ。 そうすれば、私達は幸せだったのに……