「お前、眠れないなら俺と行くか?」
「どこに?」
「shot」
「行ってもいいの?」
「あぁ」
「じゃあ行く」
「車呼ぶから待ってろ」
女になったら、どこまで伸也さんのことに立ち入っていいのだろう?
私は伸也さんが何をしてるのかとか、“shot”がどういうお店なのかとか、伸也さんに関して、まったくと言っていいほど知らない。
知っちゃいけないことなのか、知ってもいいことなのかすらどうかわからない。
でも、伸也さんにとって私は女の一人であっても、私にとって伸也さんは好きな人だから、色んなことを知りたいという欲求が出てきてしまう。
女やるのも簡単じゃないんだな。


