「俺 友達ができたんだ。」
「え?」
通話先の声は、不安そうに問う。
「その友達がさ、すげえ一途なんだ。
自分の結衣に対する気持ちとを重ねてみると、
『俺のは恋愛じゃなかった』
って気づいたんだ。」
「裕太、その子のことが好きだったんだ?」
つっこみどころはそこかよ!
まあ、いいや。
詰まるところ、そうなんだよ。
木下のことがいつのまにか好きになっていた。
でもどうしようもないから
これは諦めるしかない。
結衣とは別れを惜しむように
20分ほど通話をした。
そして切った。
最後の「バイバイ」
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