チャット恋愛

「あのさ…。」

「え?」


屋上のどこからか聞こえてくる声。

誰だ?


確実に聞いたことがある声なのだけれど

その主が誰なのか、わからない。


女という生き物には疎いから。



「なんかごめんね。」

だから2人して、なにを謝るわけよ。



この女の子は俺が呟いた独り言を

塩田の声だと勘違いしていそうだ。

だから話しかけてくるのだと思う。

いかん、困った。