「え? ちがっ……」 「そうよね、乃亜の家の方って道暗いものね。 どっちか乃亜を送って行ってくれない?」 って、えええ! 南ちゃん違うよー。 あたしは、南ちゃんと話がしたいんだよー! 「じゃあ俺が! 乃亜ちゃん送って行くよ!」 なんて正宗君は言い出しちゃうし。 何度断っても、 「乃亜ちゃん1人で帰るとか危ないじゃん!」 正宗君は引いてくれない。