【完】TEARS−ティアーズ−



「南さん?」



不安そうな声を出す高峰さんに、



「もちろん、喜んで!」



って笑った。



「あー、良かった」



ホッとした高峰さんの横顔に、私はまた笑みが零れる。



「どういうタイミングで誘えばいいのか難しくて」

「え?」

「今日は凄く楽しかったから。
こんなに笑ったのは久々でした」



そんな嬉しそうな顔しないでよー。

なんかドキドキしちゃうじゃん。



「だから何かお礼がしたいなーって、ずっと思ってたんです」

「あ。そ、そうなんだ」

「はい、だから誘えてよかったー」



ほんの少し、私に話す言葉が緩くなって。

それが私たちが、ほんの少しだけ近づけた気がして。


って、私なに思ってんだろ。