【完】TEARS−ティアーズ−



「じゃあ、僕の勝ちですよね!」



そう言うと、高峰さんはニッコリと笑った。



「あ、でも。勝ったら何かあるんですか?」

「え? あー、負けた方が罰ゲームするとかあるよね」

「罰ゲームですか。あ、じゃあ! この後、食事に付き合って下さい」



って。



「へ? それって罰ゲームなの?」



突然言われた事に、私はキョトンとしてしまう。


だって罰ゲームって、嫌な事とか恥ずかしい事とかするもんじゃないわけ?

それを食事って。



「はい、一応。ダメですか?」



自信なさげな顔をする高峰さんに、



「あはっ!」



私は思わず、噴出してしまった。


だって、高峰さんがあまりにも可愛いんだもん。