【完】TEARS−ティアーズ−



着いた先はボウリング場。



ガヤガヤと煩い場内は、平日ってこともあって待ち時間もなかった。

シューズに履き替えて。

手頃なホールを捜して。


画面に表示された名前を確認して。



「じゃあ、高峰さんからね!」

「はい」



そう言って、高峰さんがボールを持って投げた瞬間。



--ストライク--

画面に表示される大きな文字。



えええ!?

めちゃくちゃ上手いんですけど!



「ちょ、高峰さん! 凄いじゃん!」



驚きのあまり大きな声を出してしまった私に、



「あはは、やりました!」



ニカッと子供みたいに笑った顔に、思わずドキンッ高鳴った胸。


大人のくせに、そんな子供みたいな笑顔なんて反則なんだからっ!