「なんで、お前が赤くなってんだよ」 「だ、だよね。ごめんなさい」 「別に謝らなくていいんだけどっ」 朝から2人して真っ赤になって。 あたし達は何してんだろう。 そう思うと何だかおかしくなってきちゃった。 クスクス笑うあたしに、郁君は少し不機嫌な声で。 「何、笑ってんの? 変な奴」 「えへへ。あ、さっき言いかけてたのって何だったっけ?」 「聞いてたのかよ」 あ、うん。 連絡がどうとかって言葉は聞こえてたんだけど“乃亜”って呼んでくれたのを、どうしても先に確かめたくて。