「連絡って、メー…」 「乃亜!?」 大きな声で聞き返した。 でも、いきなり大声で自分の名前を叫んだあたしを見て、 「は?」 と目を丸くする郁君。 「今、乃亜って呼んだ?」 「な、なんだよっ。そこイチイチ突っ込まなくていいから」 「あ、そっか。そうだよね」 そうか。 それとなく呼んでくれたのに、イチイチ突っ込んじゃったらダメなんだね。 悪い事しちゃったかな。 チラッと郁君を見上げると、耳まで赤くなってて。 それが伝染したかのように、あたしも熱くなってきた。