「ご、ごめんね」 あたしは俯いてしまった。 だだだ、だって。 支えられた時の郁君の腕が、まだあたしの腰に回ったままなんだもん。 「べ、別にいいけど。気をつけろよ?」 「あ、うん……」 郁君もそれに気付いたのか、あたしからパッと離れる。 暗いからよくわかんないけど、郁君の顔……赤い?