な、なんなんだよ。 近付いてきたのは篠原の方からだろっ。 冷静になろうとしても、なんか胸がドキドキしちまって。 だー!!! なんだこれ。 意味わかんね。 「手当て……」 「え?」 「傷の手当てしてたの、マネージャーさんだったね」 「あ、ああ」 顔をそむけたままだから、どんな顔かなんて見えないけど。 なんか、その声は寂しそうに聞こえて。 「篠原?」 顔を覗きこむと、一瞬目を大きく開いた篠原が笑顔になった。