「はぁ、どうしよう」 そんな事を呟いた時だった。 「あ、篠原!」 「え? あ、郁君?」 目の前で、あたしを指差しているのはユニフォーム姿の郁君。 「お前、なんでこんなところにいるわけ? 俺、教室で待ってろっつたよな?」 あ。 郁君に言われて思い出した。 あたし郁君との約束すっぽかしたんだった。 ヤバッて顔が出たんだと思う。 「ふーん。そういうことね」 って郁君は少し怒った顔で頷いた。