プリンセス〜かけがえのない人〜


俺は応接用のテーブルの上にある、「おみあい候補者」のプロフィールに目を落とした。

「…はぁ」

多分この調子だと、親父が勝手におみあいの予定を立てているに違いない。

…どうせ、俺の金目当てのやつらなんだろうな……。

そう思いながら、1人1人のプロフィールに目を通す。
ふと、ある女性のところで手が止まった。

―――今思えば、何であの時、おまえに惹かれたんだろうと思う。
でもこの一瞬が、おまえとの出会いだったんだよな……。