卒業式の奇跡☆【短編】

「ほんとにありがとうございます!」


「うん。じゃあっ」


そう言って、俊介先輩はあっという間に走り去って行った…


私の手のひらには、憧れの大好きな俊介先輩のボタンが握りしめられていた。