「おい聞いてんのか?」 「ああ、ごめんごめん!聞いてるよ」 「だから、あれは忘れろ!」 「あれって何?」 「だーっ!」 緑は頭をくしゃくしゃとして、私の頭に一発お見舞いした。 痛!と涙目になって悲鳴を上げると、緑はぷんぷん怒ってどこかに行ってしまった。 零がやってきて「大丈夫?」と聞いてくれた。 「なんなの緑!心菜殴るなんて」 「わ、分かんない…ちょっとからかっただけなのにね、短気は絶対ハゲるよ」 「それは置いておいて…」 零はくすくす笑って痛いの飛んでけーと頭を撫でてくれた。