「…………」


なにも言わず、座っているあたしと拓海。


草むら…というか、草のトンネルのようになっている所にいる為、
草がわしゃわしゃしない事が唯一の救い。



お腹…
すいたよぅ(泣)


さっきから、拓海は無言で目まで瞑っちゃっている。


しゃべりかけるのは

結構、勇気がいるな…。


返事、返ってくるかな……。


「ねぇ……、拓海」