「なんなのよ。放して」


薄暗い、図書室の中には、あたしと中川拓海だけ。


昼休みに図書室へ来る生徒はいないみたい。



「ねぇ、聞いてる?…手を、放して欲しいんだけど」


そんな中、あたしはなぜか壁に押し付けられてる。


…正直言って、痛いんだけど!!