「誰ッ!?」



勢いよく振り返ると、目の前に男の顏。




「わわわわわ…」


思わず一歩後ろに下がる。



「俺、中川拓海だけど」


「はぁ?」



いきなり何言い出すの、この人!!



「お前が誰って聞いてきたんだろ」



あ、あぁ…。


「そうだったね、ごめん」


こいつ、かっこいいけど、なんかヤダ。



しかも、中川拓海って…。