その日の夜。 あたしは全然寝付けなかった。 涙人の事。 明後日の仕事の事。 ………雫の事。 “可愛いな” その言葉を思い出すと、柄にもなく照れているあたしがいる。 雫は本当に謎に包まれていて、何もわからない。 “俺はお前のパートナーだ”なんて言ってたけど…… それに、人間とは思えないような雰囲気。 重さも感じない。 急に消える。 …………何なの? あたしは、夜、雫がどこにいるかを知らない。