………どう考えてもおかしい。


あたしには、お姉ちゃんなんていない。


「………どうなってるの?」


看護士が病室から出て行くのを確認した後、恐る恐る封筒を開けた。


「……………!!」


読んだ後、だんだん顔から血が引いていくのを感じた。


「行かなきゃ…!!」


あたしはまだ頭に痛みが残ったまま、病室を飛び出した。


手紙をくしゃくしゃに握りしめて。