土足のまま、亜由那の部屋へと急ぐ。


「き、きゃああああっ!!」


そこには、目を見開き、手に縄を持って倒れている亜由那の姿。


……手は…………


冷たい。


「何で…? 亜由那……………?」


数時間前まで一緒にいたのに。


一緒に話してたのに。


………寒気がする。


心臓の動きが早くなって、息が荒くなる。


亜由那には悪いけど…


恐い、と思った。