それから、数日がたった。


私の学校生活が光り輝くようになっていた。
が……アレンはどんどん暗くなって行ってるようだった。
ますます、お父様達からの攻撃が激しくなったからだ。


私がなんとかしなきゃ、いけないのに……。
どうして、なにも思いつかないんだろう……?


今日、私はずっと一人で部屋にこもって考えている。
でも、まったく見つからない。


私の頭、かたすぎる……。
なんで?
どうして、うかばない?


私の中には日が立つに連れて焦りが生じていた。


「アレンが……アレンの、幸せがかかってるの……!! なのに、なんで…………


なんで、なにも浮かばないのよ??!!」


私は叫んだ。
誰もいない大きな部屋で……。


その時、外から声がした。


ベランダにでて、外を覗く。
すると、アレンが手に大きな荷物を持ち、お父様に何か言われているところだった。


アレン、旅行にでも行くのかな?


私は外へ向かって、走り出していた。


旅行……?
そんなわけない……!
早くいかなきゃ、アレンが……!!


「どこへ、行くの?」


お母様が目の前に立つ。


「お母様?! 邪魔しないで!!」


私はお母様を振り切って、そとへ向かおうとした。
でも、ダメだった。