泣かないで



「ふぅ」



頭で考えていても

決まりそうにないので

いらない紙に簡単に描いてみることにした。




カチカチ、シャッシャ、シャシャッシャ

パキ

カチカチ、シャッシャシャッシャ




静かな美術室に

僕が紙の上をペンを走らせる音だけが響く。




「繭…」




ふと、口からこぼれたのは

大好きな君の名前。




今は部活の最中だろう。

頑張ってるんだろうな。