「香苗!告ったよ!!」 高校3年。 明日から高校生活、最後の夏休み。 親友の華が嬉しそうに私に駆け寄ってきた。 「で?どうだった??」 聞かなくてもわかってるのに、私は気を使って聞いてみる。 「付き合ってくれるってぇ超幸せなんだけど!!」 この日、 この時に、 私は2人の親友から少し身を引いていかなければならなくなった。