ボクらのツバサ



「別に、先生にいい顔してる訳じゃないのに、点数稼いでるとか……。
そんな些細な事から始まって、無視されたり…」


どんどん彼女の表情が沈んでいく…


しかし彼女は一生懸命話を続けた。


「最初のうちは良かったんだけど……、周りが面白がって騒ぎだして。先生も話を聞いてくれないし…、学校に行くのも嫌になってきて…」


浅月の手が微かに震えている。


けれど、彼女は震える手をギュッと握りしめ話を続けた。


「結局、登校拒否。その後もね、嫌がらせは続いたんだよね……。それで、中学の友達に相談した事もあったんだ……」