ボクらのツバサ



「フォークダンス、一緒に踊りたかったなぁー…」


なんて可愛く笑って見せる浅月。


「そうだな…フォークダンスは無理だったけど…。明日、三岬祭の振替で学校休みだから、どっか出掛けるか?」


「うん!」


嬉しそうな表情を見せる彼女に、俺も口元が緩む。



「…拓真、ずっと一緒にいようね…」



「……ああ」



俺達は手を繋ぎ、キャンプファイアを見ていると、少し離れた所から声が聞こえていた。



「笹野ー!夏希ー!」



声の主を確認すれば、そこには高谷と陵、西崎の姿があった。

俺と浅月が手を繋いでいるのを確認したのか、「やったね!笹野ー」と喜びながら高谷達が俺達の所へ走ってくる。



俺と浅月も、互いに顔を見合わせて微笑みながら手を繋ぎ、みんなの所へと歩きだした。