コンコン。 瑠衣先生がドアをノックする。 「はい?どうぞ。」 ドアの向こうから、声が聞こえた。 ガラガラ… 「失礼します。」 瑠衣先生がドアを開け、中に入っていく。 中からは、ユリの香りがした。 「…失礼します。」 瑠衣先生につづいて、私も入って行った。 えっ…。 この人が、校長先生…?