私は先生ですっ!


ガラガラ…


職員室の戸を開けると、先生たちがそろっていた。
机に向かい教科書を開いたりしている。



うわぁ…本当に私先生なんだなぁ…。


改めて思った。




「あっ白川先生ですか?」


私のそばに優しそうな女の人が近寄ってきた。



「あっはい」


私に笑顔を向ける女の人。



「私は、副校長の長谷川です。これからよろしくね?」




長谷川さんが、私に手をのばした。




「こちらこそ、よろしくお願いします!」


長谷川さんの手を握る。
とても温かい手だった。