その日の晩ごはん。



いつもどおりの、
和哉とママ。


二人をみていると
胸が苦しくなる…。



あたし…


あのとき、死んでればよかった
のかな…




「愛羅…?」



ママが心配そうにあたしの
顔をのぞく。



「どうしたの?」



「ううん…
なんでもないよ?」



あたしは、作り笑いをした。