部屋に着くと、涙があふれた。


「っ…なんで…」



なんで好きになったんだろ…


どうして忘れられないんだろ…

そんなことを考えていた。



「そうだ…
あたしがふたりの前から消えればいいんだよ…」



そう思ったあたしは部屋の机にあったカッターを手にとった。



「死にたいよ…」



カッターを手首にあてた。