それはあたしがお風呂から上がったとき。



水を飲もうとキッチンに行った。



「和哉…」

「芽衣美…」



あたしは聞きたくもない声を聞いてしまった。



最初はリップ音だけだった音もそのうちエスカレートしていって、ママの甘く甲高い声に変わっていった。




そっか…


このふたり愛し合ってるんだ…


あたしはその場から遠ざかるために部屋に向かった。