銀河の流星

車はソラリスの街へと到着。

路上パーキングに駐車して、星乃は車を降りる。

「ほぅ…」

同じように車を降りた流星が、物珍しそうに街並みを見上げた。

「この惑星に来て随分長いが、街に来たのは初めてだ…人間の技術はかなり進歩したのだな。木造家屋に住まい、牛車に揺られていたのが懐かしいぞ」

「いつの時代の事よ」

呆れたように呟く星乃。

「そうだな…西暦にして794年、今から1500年以上前の話だ。学び舎で習わなかったか?『鳴くよ鶯平安京』とな」

冗談で言っているのかとも思っていたが、流星の顔はクスリとも笑っていない。

「ち、ちなみに…流星の歳聞いていい…?」

「だから…1500歳だ。千年以上生きねば、天狐にはなれぬからな」

もし本当に流星に娶られたとしたら、星乃は究極の歳の差婚という事になりそうだ。